About Fish Market魚市場について

佐世保魚市場ってどんなところ?

豊かな海から水揚げされた新鮮な魚介を
消費者の皆様の食卓まで。
いつも安全・安心、適正価格でお届けします。

1.魚が食卓に届くまで

入船

まだ暗い佐世保の海。魚市場の岸壁に設置されたポンツーン(浮き桟橋)に向かって漁船が集まってきます。

水揚げ

さっきまで大海原を泳いでいた新鮮な魚が次々に船から下ろされます。
水揚げされた魚は箱に詰められベルトコンベアーで競り会場へ。

配列

競り場に所狭しと獲れたての魚が並びます。仲買人の人たちが下見をする姿も見られ、市場に活気がみなぎってきました。

競り

時刻は午前4時30分すぎ。
いよいよ競りのスタートです。
佐世保の多種多様な新鮮な魚が次々に競り落とされていきます。
競り人の威勢の良い掛け声が市場に響き渡ります。
競り落とされた魚は、小売店や飲食店、県外市場や加工業者へと運ばれ、消費者の皆様に豊かな食生活をご提供いたします。

2.四季のお魚

長崎県は漁獲量全国2位!
獲れる魚種は300種を超える、
全国に誇る「魚のまち」です。
春
真鯛(マダイ)
桜鯛とも呼ばれる春を代表する高級魚。淡白かつ豊かな風味の「メデタイ」お魚で全国1位の漁獲量を誇る。
甘鯛(アマダイ)
白身で肉質が柔らかく上品な風味。長崎県では以西底曳網という珍しい漁法でも漁獲されている。
ヤリイカ
全体的な姿形が槍の穂に似ていることから、漁師の間でそのように呼ばれたのが始まり。刺身や寿司ネタとして生食に多く使われ、また、一夜干し、直火焼き、煮付け、塩辛でも食される。
夏
(アジ)
アジの漁獲量も長崎県が全国1位。淡白でクセが無く、塩焼き、タタキ、南蛮漬けなど幅広い料理に。
伊佐木(イサキ)
主に1本釣りや定置網などの沿岸漁業で漁獲されている茶褐色の魚で、ひれのとげが鋭いのが特徴。さっぱりした味の白身魚で、梅雨の頃がひときわ美味しい。
サザエ
日本では代表的な食用貝類の一種で、サザエの壺焼きなどでよく知られる。刺身、あるいは殻ごと焼いた壺焼きで食べる。
秋
飛魚(アゴ)
別名「トビウオ」。高級だしなどの加工品の材料としても利用される。
太刀魚(タチウオ)
身が銀色に輝き、触っただけで切れるほど鋭い歯を持つ。なんといっても塩焼きが美味しい。刺身なら皮をつけたままおろしてみるといい。バターとの相性がいいのでムニエルにも最適。
水イカ
釣りの手ごたえや食味の良さから「イカの王様」と称され、エギングでもっとも釣りやすい。イカのなかでも最高級の食材といわれ、市場価値も高い。刺身は絶品。一夜干しも美味しい。
シイラ(金山)
この時期は油がのって旨味が増す。筋肉質で脂質が少ないことから鮮度保持が難しい。ハワイでは高級魚として扱われ、マヒマヒのフライやソテーは名物料理の一つ。
黒カマス
定置網・延縄などで漁獲される。白身で淡白だが、生では水っぽく柔らかいため、刺身で食べられることは少ない。ほとんどが干物・塩焼き・から揚げなどに加工される。
冬
(サバ)
九州沿岸で水揚げされるサバは、冬が旬であり俗に「寒サバ」とも称する。釣ってすぐに締めた新鮮なものは刺身でも食べられるが、サバの生き腐れという言葉があるくらい鮮度維持が難しい。ほかにはシメサバ、塩焼き、味噌煮、フライなど。
(ヒラメ)
栽培漁業の代表的な対象魚で養殖もさかん。白身の高級魚として名高く、刺身、フライ、ムニエルなどでとても美味しく味わえる。
(ブリ)
栄養価が高く、たんぱく質・脂肪・ビタミンが多く含まれる。特に冬は「寒鰤(ぶり)」と呼ばれ、最も脂がのっておいしい時期。
河豚(フグ)
沿岸の延縄漁業や以西底曳網漁業で漁獲される。ふぐ刺しやふぐちりなど、冬の代表的な料理に利用される高級魚。
(イワシ)
成人病を防ぐEPAや頭の働きをよくするとされるDHAのほか、カルシウムを豊富に含む。煮干しなど加工品としても親しまれる。
(アワビ)
栽培漁業の対象として種苗放流が行われている。刺身や氷水にさらしてワサビ醤油で食べる「水貝」、数時間蒸した「塩蒸し」などいろいろな調理法で味わえる。
ウチワエビ
身が厚く、しっかりとした歯ごたえがある。味自体はイセエビにもおとらぬ美味。エビのぷりぷりした食感や甘みを是非、お刺身で。塩茹で、味噌汁、天ぷら等でも美味しい。
スルメイカ
東シナ海から暖流に乗って北上し、寿命は約1年。オスよりもメスのほうが少し大きい。釣った新鮮なものは刺身やいかそうめんにすると美味い。塩焼きや煮物、一夜干し、フライなどにも合う。肝を利用した塩辛も定番だ。